医療法人社団 登侑会 おのだ皮膚科
〒220-0073 横浜市西区岡野2-5-18
サミット横浜岡野店2F 横浜医療タウン
相鉄平沼橋駅徒歩7分、横浜駅徒歩15分
診療時間 | 月・火・木・金:9:00-12:30/14:30-18:30 土曜:9:00-13:00 |
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休診日 | 水曜、日曜、祝日 |
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前回に次いで、またまた最近読んだ本の話を書かせていただきます。
「1坪の奇跡」という本を読みました。
作者は、吉祥寺の「小ざさ」という和菓子屋の社長さんである稲垣篤子さんです。この本を書かれたのは78歳の時とのことです。
1坪のお店で、羊羹ともなかだけを売っているのですが、年商3億円という大人気店で、40年以上行列が途切れたことがないという大人気店のようです。妥協のない手作りの羊羹は、1日150本しか作れないとのことで、早朝から行列ができるとのことです。
とにかく、仕事に対する情熱、探求心が素晴らしいです。
「小ざさ」は、稲垣篤子さんのお父様が作られたのですが、戦前~戦後にかけて、大変な苦労をした話などもとても興味深いものでした。
この1年、色々な本を読みましたが、1番印象に残りました。近日中に、もう1度読み直してみようと思うような、バイブル的な内容でした。
今度、ぜひ吉祥寺のお店にも行ってみたいと思います。
早朝から並ぶには遠いので、まずはもなかを買ってみたいです…。
ジャパネットたかたの元社長である高田明さんの自著「伝えることから始めよう」を読みました。
少し前にテレビショッピングのMCを辞められてから、あまりTVでお見掛けしないと思っていましたが、先日、サッカーJ2の「V・ファーレン長崎」がJ1入りしたというニュースを見た時に、同チームの社長に今年から就任されたと聞いてとても驚きました。
そして、就任1年目で、J1入りに大貢献!!
本当にすごい人だなーと思います。
来シーズン、V・ファーレン長崎がどのような躍進をするかもとても楽しみです。
初めてたかた社長をテレビで見たのは、大学時代の試験勉強中でした。
勉強に疲れて、夜中にテレビをつけたところ、とてもインパクトの強いテレビショッピングをやっていました。
ちょうどその頃が、ジャパネットたかたがテレビに進出した頃のようです。
たかた社長は、当時、今の僕の年齢と同じだったと本を読んで知りました。
僕は、以前からたかた社長の大ファンです。
たかた社長が熱い語りで勧める商品は、とても魅力的に感じます。
テレビ越しのお客さんに対して、目の前にいるように、丁寧に熱心にお話するからだと思います。
結果、僕も掃除機や扇風機など、ついつい買ってしまったこともあります。笑
「伝えること」は、どのような業種であってもとても大事なことです。
毎日の診療においても、患者さんにこちらの気持ちや意図を伝えることはとても重要ですので、とても勉強になりました。
今度は「90秒にかけた男」という先月発売になった本を読んでみようと思います。
少し前に、子どもが「つま先が靴に当たって痛い」と言ってきました。
20cmの靴を履いており、「小さいはずは?」と思いつつも、「小さいのであれば大きいものを買わないと…」と靴屋さんに行きました。
足の大きさを計測してもらうと、なんと19cm弱…!
つまり、靴が大きいために中で指が動きすぎ、当たって痛かったという結論でした。
もし、『靴が当たって痛い→靴が小さくなった』と考えて21cmの靴を買っていたら、もっと大変なことになっていたかもしれません。
そして今日…。
最近、メガネの度が弱くなったような気がして、「目がさらに悪くなったのかな?」と思い、メガネ屋さんに行ってきました。
視力測定の結果は、矯正視力1.2!
3年前の測定と同じ結果でした。よく見えてます。
おそらく、「見えすぎる」状態で朝から晩まで休みなくパソコン操作をしているので、目を酷使しすぎてカスミ目になっているものと思いました。
メガネ屋さんの勧めで、少し度を落としたメガネを作り、仕事の時はそちらを使うことにしました。
度の強いメガネを買うつもりでお店に行って、度の弱いメガネを買って帰ってきたという結論でした。
発想の転換って大事ですね…!
土曜日午後に、都内で開催された「第49回小児皮膚科学会セミナー」に参加してきました。
会場近くでは、「東京オリンピック1000日前」の記念行事が行われていました。
台風が近づいているあいにくの天気であったためか歩行者天国の人通りは比較的少なめのようでした。
今回のセミナーでは、「真菌症(かび)」と「アトピー性皮膚炎」の2講演を聴いてきました。
アトピー性皮膚炎のお話では、乳幼児のアトピー性皮膚炎の患者さんがどのような経過をたどっていくのかというテーマを、大阪はびきの医療センターの片岡葉子先生がしてくださいました。
先生がお勤めの病院での膨大な臨床データや、海外の論文データを含めて、とても理論的にお話をしてくださりました。
臨床医ならではの視点で熱く語られ、とても良い刺激を受けました。
片岡先生は、同じ出身大学の先輩だということで、講演後に少しお話をさせて頂きました。
9月17日に、神戸で行われた「日本フットケア学会神戸セミナー」に参加してきました。
この会は、足の診療に関わる医療関係者のためのものです。
皮膚科医として何ができるのか、何をやるべきなのか、そんなことを考えさせられました。(まだ、今のところ結論は出ていませんが…)
毎年1月に、神奈川県皮膚科医会主催でフットケア研究会が開催されます。その会のコーディネートをしていますが、その会のヒントをもらいました。
自宅で飼っているミヤマクワガタです。
クワガタは、小さい頃、よく飼っていました。
実家の網戸には、夏になると、クワガタやカブトムシが毎夜のように集まってきたので、捕まえるのも容易でした。
また、夏前に幼虫を近所で探してきて、そこから育てたりもしていました。(今は、実家の網戸にも集まってくることはありません。一体、彼らはどこに行ってしまったのでしょうか…??)
当時は知識も何もなかったので、おがくずを敷いて、木を置いて、スイカの残りをあげて…と漠然と飼っていただけでした。
今は、インターネットで調べれば、飼い方や卵の育て方など何でも載っています。できれば、卵を産ませて、来年は卵から育てられれば…と思っています。
お盆に静岡の実家に帰省をした時、子供にせがまれて、押し入れにしまってあったNゲージを探し出しました。
線路をつなぎ、電源を入れてみました。…が、動きません…。錆のせいでしょうか??
しかし、諦めずにいじっているうちに、少しずつ動くようになりました…!
30数年ぶりの稼働です!!
上の写真は、今も現役の「特急 踊り子号」です。グリーンの斜めのストライプがいいですね。
下の写真は、僕が当時好きだった「サロンエクスプレス東京」という今はもうない電車です。実家の近くにあった電車用車庫に、時々とまっていて、見に行ったのを思い出しました。
本を読む時間を大切にしています。
最近、萩本欽一さんの『ダメなときほど「言葉」を磨こう』という本を読みました。
「欽ちゃん」といえば、僕が小学生の頃のスーパースターで、僕自身も「欽どん」「欽どこ」などを毎週楽しみに視ていたものです。
本の中で、印象に残った場面を1つご紹介します。
貧しいおうちの子どもが、母親に「母ちゃん、今日もお弁当のおかず、梅干し1個だったね」と言ってきました。このような時になんと答えるでしょうか…?
たぶん、僕ならば「しょうがないだろ、それしかないんだから」と答えてしまうと思います。
この本に出てきた母親は、
「うん。でも、毎日梅干しの位置は変えてるよ」
と答えました。
言葉1つで、相手の気持ちを変えるとても素晴らしい実例だと思います。
このような言葉がとっさに出てくる力を養えれば、自分も話し相手も、きっと楽しい気持ちになるだろうな、と思いました。
昨日、金沢区の保育園で「乳幼児期のスキンケア」という題目で、保育園の先生方にお話をさせていただきました。
内容は、
1)汗に関する話
2)スキンケアの話
3)紫外線の話
4)虫刺されの話
の4項目についてです。
1時間という限られた時間の中でしたが、せっかく頂いた貴重な機会なので…と思い、多岐にわたる内容をお話をさせていただきました。聴いてくださっていた方には、ちょっと慌ただしかったかもしれません…。
講演前に園長先生とお話させていただき、通われている子供たちを大切に考えているのがとても伝わってきました。
また、貴重な昼休み時間に、熱心にお話を聞いてくださる先生方をみて、こちらもとても嬉しい気持ちになりました。
褥瘡や円形脱毛症のお話は、時々させていただくことがありましたが、今回、「乳幼児期のスキンケア」という題目でお話をさせていただくにあたり、改めて色々な文献を読んだり、考えをまとめたりするいい機会にもなりました。
普段はなかなか接することのない職種の方々とお話をできるのは、僕にとっても大変貴重な時間でした。
先週末のお話になりますが、横浜駅東口を通りがかると、「ムシの日イベント」というものが開催されていました。
6月4日は「ムシ」の日ということです。知りませんでした。笑
公益社団法人神奈川県ペストコントロール協会が主催されているイベントです。
シロアリ、ゴキブリなどの害虫のことだけでなく、シラミ、トコジラミ、マダニ、ノミ、チャドクガなどなど、皮膚病に関連のあるムシの情報も盛りだくさんでした。とても参考になりました。
特にチャドクガは、これからの時期要注意です。当院でも、先週からチャドクガによる皮膚炎の方が来院されています。
写真は、イベントの展示で置いてあったゴキブリの模型です。
本物ではありませんので悪しからず…。笑
昨日、当院で使用している電子カルテ「ダイナミクス」の導入前セミナーで講演をしてきました。
およそ5年半前、開業を控えて、どの電子カルテを導入するかを悩んでいた時に、僕も参加したことのあるセミナーです。
病院勤務時に使用していた電子カルテとは使い勝手がだいぶ違ったので、とても悩んだのを昨日のことのように覚えています。
5年間使用して思うのは、とても使い勝手に優れた「診察道具」だなということです。
昨日は、ダイナミクス社の社長であられる吉原先生や、同社で開発業務を担当されているスタッフの方ともお話ができました。
吉原先生は、内科医で、出身大学は僕と同じ広島大学です。医学部に入学される前に、某自動車会社に勤務していたご経験のある先生ですが、昨日お話をする中で、僕の故郷(静岡県富士宮市)に2年間住んでおられたことがあると伺い、不思議な縁を感じました。
僕がまだ小学生の頃だったと思いますが、もしかしたら、どこかですれ違っていたのかもしれません。笑
また、開発に携わる方とお話をして、ユーザーの様々なリクエストに真摯に応える為に、一生懸命お仕事をされているのがとても伝わってきました。
そのような方々の影の手助けもあって、毎日の診療が行えているのだなと思いました。
ゴールデンウィークに、熱海の初島に行ってきました。
朝5時に子供に起こされたのですが、外はまだ薄暗く肌寒かったので、ホテルにある図書コーナーに行きました。
すると、本棚に、僕も持っている「いぼとり神様・仏様」という本が置いてありました。
ページをめくると、初島にも「いぼ神様」がいるということがわかりました。
早速、本に載っている大まかな地図を頭に入れて散歩へ…。
なかなかたどり着けなかったのですが、ようやく林の中にひっそりとたたずむ祠を見つけました!正式には、大屋八幡という名称のようです。
昔の人が、人口の少ないこの島に、なぜ「いぼ神様」をまつるようになったのか、とても興味を持ちました。
昔、この島に、いぼに悩む人が多くいたのでしょうか…??
追記:「いぼとり神様・仏様」の著者、平松洋先生は、静岡で皮膚科の開業医をされていた先生です。
現在、クリニックは閉院されたようですが、いぼに関するブログは更新されています。
お会いしたことのない先生ですが、1つのことをこれだけ深く掘り下げている平松先生には、同じ皮膚科医として、とても敬意を持っております。
昨年のゴールデンウィークには、院内の大改装を行いました。
あれからもう1年と思うと、月日の流れはとても早いなぁと改めて思います。
今年は、中待合(的)な場所に、椅子を造作してしてもらいました。
他の椅子と同じ色柄で、とても違和感がなく作ってもらいました。これまで3人掛けの椅子を置いていたのですが、これで4人掛けになりました!
本日、開院5周年を迎えました。
あっという間に5年が経ってしまった感じです。まずは、クリニックに関わってくださっている全ての方々に心からお礼を申し上げたいと思います。
いつもありがとうございます。
自分なりに一生懸命やっているつもりですが、まだまだ足りないことが多いと思っています。
せっかく来院して頂いたのに、忙しいために十分な対応ができなかたりすると、診療後に自己嫌悪に陥ることもあります。
広島で過ごした大学時代、よく通っていたお好み焼き屋がありました。そこの「おばちゃん」が、少し前に「鉄板力」という本を出版したことを知り、買って読みました。普段は気さくなおばちゃんが、時に話しかけにくいくらいのオーラを発している…。本の中で、一生懸命集中している時のそのような状態についても触れていました。おそらく、僕も時にそのような状況になっているかと思います。
せっかく来院して頂いた方々に、限られた時間の中でもっと良い診察をできるよう、努力していかなければいけないと思っております。
また、何よりも自分自身の更なるスキルアップが大事だと思います。もっともっと知識をブラッシュアップしていくこと…。これが1番の幹です。
「限られた時間の中で精一杯やること、一生懸命勉強すること」
この2点を肝に銘じて6年目に入っていきたいと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
追伸:写真は、金曜日に往診の途中で撮った満開の桜です。(内容とは全く関係ありません…)
今日、横浜市大の褥瘡対策チームの勉強会で講演をしてきました。
「在宅で使える外用療法のいろいろ」という内容で、
・ステロイド外用剤や保湿剤の使い分けの話
・おむつかぶれや真菌感染の治療の話
・褥瘡のみかた、治し方
という3部構成で、約1時間お話をさせてもらいました。
この勉強会は、僕が横浜市大で褥瘡対策チームを担当していた時に、「病診連携の架け橋になるような地域に開かれた勉強会を、年に1回行いたい」という想いで褥瘡チームの担当看護師と一緒に作ったものです。院内の職員だけではなく、地域で在宅医療を支えてくださっているコメディカルの方も参加しての勉強会です。
早いもので、あれから7−8年くらい経ちました。
立場は変わりましたが、この勉強会が、長く続いてくれていることを、とても嬉しく思っています。
皮膚科をやっているととても季節を感じます。
春一番とともに、あせものお子さんがいらっしゃったり、梅雨の頃には、水虫やとびひの方が増えたり…。
病院に勤務していた時には、ここまで疾患による季節変化は感じませんでしたが、開業医をやっているととても大きく感じます。
先日お正月だと思っていたのに、気がつけばもう3月も半ばです。めまぐるしく季節が変わっていく中で、クリニックの中でも季節を感じられるようにと、昨年末から、受付カウンターのところに、季節を感じることができるものを置くようにしています。
ちょっと気が早いですが、昨日から鯉のぼりの飾りを置きました。
風になびいているような造りがとても気に入っています。
昨日、パシフィコ横浜で、講演をしてきました。演題は、「褥瘡の治療」です。
4年前にもこの会で同様の講演をしました。
その時は、まだ開業をして間もなくの時で、どちらかというと勤務医寄りの立場でお話をしましたが、今回は約5年開業医として在宅医療に関わった立場でお話をさせていただけたと思っております。
在宅で褥瘡をみる場合、ご家族などへの負担を少なくするために、なるべくシンプルで、コストのかからない治療が必要となります。また、治療を受けるご本人になるべく痛みや苦痛が少ない治療が望まれるケースも多いと思います。
この会では、医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、介護士、ケースワーカーなど多職種の方が一緒に勉強します。
それぞれの得意分野を生かすことで、患者さんにいい医療を提供できるものだと信じております。
正月早々に風邪をひきました。「とにかく寝て治すのが一番!」と、毎晩早く寝る生活を心がけたところ、気がついたら1月も20日を越えてしまっていました…。
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。
新年最初の「院長のつぶやき」は、読書についてです。
最近、本を読む時間を大切にしています。この1ヶ月くらいの間に読んだ本を紹介します。
■1冊目 「トヨタの片づけ」
年末に、院長室の大掃除を始めるにあたり、まずは「片づけの基本を学ぼう!」と思い読み始めました…。…が、じっくり読んでいたら、気がついたら年が明けてしまいました。笑
そんなわけで、現在「年末の大掃除」ならぬ「年始の大掃除」をしています!
■2冊目 「40歳のためのこれから術」(著者:松浦弥太郎)
年末から年明けにかけて読みました。
「暮しの手帖」の編集長もされていた松浦さんの本は、とても読みやすく、ふとしたことを気づかせてくれるので、これまでにも何冊も読んでいます。
僕は40歳をだいぶ越えましたが、日々の1日1日を、大切に生きていきたいと改めて考えるいいきっかけをもらいました。とても面白い本でした。
また、そのうちに2回目を読みたいと思っています。
■3冊目 「ぼくのマンガ人生」 (著者:手塚治虫)
僕は、医学部を受験していた時に、何度も何度も手塚治虫さんの「ブラックジャック」を読み、モチベーションを上げていました。宝塚にある「手塚治虫記念館」も大好きで、何度も訪問しています。
先週、この本を読んで、手塚治虫さんが戦争中に受けた体験談を初めて知りました。
手塚さんの作品のテーマになっている、「生と死」「平和」などについての深さを改めて知りました。
■4冊目(4作品目) 「火の鳥」(著者:手塚治虫)
そして、その流れで、今週から手塚治虫さんの「火の鳥」を読んでいます。
以前、確か大学生の頃に1冊だけ読んだのですが、その時には、まだ奥深さがわからずに読むのを挫折してしまいました。
「ぼくのマンガ人生」を読んだ後ということもあり、ゆっくり味わいながら読んでします。
一般的な「漫画」というジャンルにおさまらない、すごい作品だなーと感じています。